熱海に1泊した。私たち家族に、義弟家族、そして義母。それに、ちょうど帰省中だったセントルイスの友人家族も合流した。
旅のハイライトは、海釣り。といっても、海上に作られた釣り堀で、釣りを楽しみましょうという企画。子供達は、日本に帰国する前から、このイベントを待ちこがれていた。
岸辺から500m程沖に、海釣り堀りはぷかぷかと浮かんでいた。そこまで船で渡ると、竿ととれた魚を一時いれておく網とが渡された。
まずは鯛に挑戦。おもしろいようにひょいひょいとかかる。ただし高級魚にて、1家族2匹までとの制限つき。そこで、ほんの数分で完了となり、すぐ横の「あじ」の釣り場へ移動した。
えさをつけて釣り堀の中へ糸を投げ入れる。
「あじをしとめるぞ、あじだあじだ」
気持ちがはやる。それにしても前日、横浜で食したあじのにぎりは、なんとも脂がのっていて美味だった。釣り糸を垂らしながら、口の中に、ぶりっとした食感がよみがえる。
5分、10分、15分。。。動きなし。
20分、「おっ、手応え」。竿をあげんと力めば、あっさりと餌だけとられた針があがってきた。
繰り返すこと40分、ぐっと竿が引かれてあわてて引き上げると、なかなか体躯のいいあじがひっかかっていた。
「やった!」
ただこのつきは、それまで。それから1時間ねばっても、1匹も釣れない。
ふと、なぜ鯛は簡単に釣れて、あじは難しいのか?と考えた。
どうも鯛は、養殖のやつで、あじは天然の大海から釣り堀に持ってこられたものらしい。
養殖の鯛、生前はスリリングな体験が乏しかったものと拝察する。それに比べてあじは、さずが大海を生き抜いてきただけあって、目の前の餌をも警戒して、自己の生命をまもらんとする野生の生命力があるようだ。
予定よりもずっと少ないあじの収穫となり、昼に調理されたフライやたたきは、新鮮で美味であることはもちろん、なんともいえない「ありがた味」があった。
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