「ゴロゴロ、ドドドーン。」まだ青く晴れた空に
不気味な音が時折こだまする。雷雨が近そうだ。
「ゴロゴロゴロ。ゴロゴロゴロ。」
「ザラザラザラザラ。」
「ビビビビビー、ダン!ドーン。」
より一層、音のけたたましさが増したと思ったら、
「ピカッ」
空に閃光が走り、どしゃぶりが来た。
空はすっかり、鈍い灰色に転じている。
2階にある私の仕事場の窓から外を眺めると、窓の
左上角から右下斜めに向かって、だーだーと白い
雨のラインが大量に走るのが見える。眼下に見える道では、
なだらなか下り坂を左から右へ、雨がじゃんじゃんと川の
のようになって流れていく。
セントルイスの雷雨は、いつも賑やかで、また、なんとも派手だ。
黒い車が、背丈を超えんばかりの水しぶきを上げながら
通り過ぎて行った。この様子では、ドライバーの前方は、きっと視界ゼロに違いない。
雨音は一層激しくなる。家の前の道にパーキングされた大型バンの
タイヤに、この川のような水の流れがあたって、渦を巻いている様子が見える。
いつもなら、もうそろそろ携帯のバイブレーションが、ブルブルっときて、
「雷警報○○時まで発令」とメッセージが来るところだ。
今日は、それがまだない。
にわかに信じ難いが、この派手な雷音をもってもなお、雷は
以外と近くないということか。
ふとこのあたりの犬たちのことを思った。
近所一帯見ても、家の外で犬をかっている家が見当たらない。
皆、大型犬ですら、家の中でかっている。
日本では一戸建ての家では、
必ずと言っていい程、大型犬を外で見かけたものだ。
雨がより激しくなり、窓の外が白く煙っているようにすら見える。
もしかして、と急に思った。
犬を外で飼わないのは、このしょうっちゅうある土砂降りのせいだろうか?
犬の聴力は、ヒトの4〜6倍とどこかで読んだ。
この「ズッドン」「ドドーン」と鳴り響く音を
四六時中外で直に聞かされることになったら、
いい耳にはたまったものじゃないだろう。
雷雨で難聴。。。ヒトではちょっと聞いたこと無いが、犬にはあるんだろうか。
そもそも、犬も難聴になるんだろうか?
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